2014年2月9日日曜日

2014バレンタインフェア(1) 伊勢丹SDC編

おやつは300円まで。バナナはおやつに入りますか?
この、日本でもっとも繰り返されているであろう質問の答えを私は知りません。
でも、あえて言いましょう。
バレンタインフェアは3万円まで!イートインは含みませんっ。

---

世界最大のチョコレートの祭典、サロン・デュ・ショコラ(SDC)。
日本の会場は新宿伊勢丹。2014/1/22は一般客の初日です。

開店10分前に伊勢丹到着。既にできている30人ほどの列に並びました。
伊勢丹の全ての入り口に、同様の列があるようです。
やる気のある人は昨日の内覧会に行っているでしょうから、一般客の初日にしてはちょっと混んでいるような気がします。

よく、こういうチョコレートフェアは女性ばかりではないかと訊かれますが、ざっと見て女性90%、男性10%。私は少数派。
しかし、ここで男女の違いは、さしたる問題ではないのです。

バレンタイン特有の浮わついた気分など微塵もなく、ただただ邪悪な欲望がグルグル渦巻いています。
ほとんどが「おひとり様」で、誰もがヒール低めの靴を履き臨戦態勢。
ざっと見て鬼が95%、鬼の付き添い等、間違ってここに来ている人が5%(笑)。私は多数派なのです。

10:00。開店時間になっても変化がありません。
おかしいなと思ったら、伊勢丹開店は10:00ではなく10:30でした。
実は私は、開店10分前ではなく、40分前に来ていたのです。
それから30分。列はどんどん伸びていきます。おかしい。こんなに混んでるわけがない…。
でも、ここにいるほとんどの鬼は数少ないセレクションボックスを購入の為に並んでいるはずです。
私はセレクションボックスは購入予定ではないので、こんなに早く来ることはなかったのです。

SDCとは関係のない客が、これは何の列だ、何時に入れるんだとあちこちで訊いています。
伊勢丹の社員は、列に並んでもらうか、改めて10:40頃にお越しくださいと丁寧に対応。
「昨年はこんな列はなかったので…」と嬉しい悲鳴をあげていました。

10:30。開店。
ドアが開いたと同時に、エスカレータまで、誰もが走り出します。
私も流れに乗りながら「何だこれは?」と苦笑い。鬼どもめ(笑)。
エスカレータなのに、2列で駆け上がるという、経験したことのない状況。
店員が「エスカレータでは走らないで下さい」と、嬉しくない、ただの悲鳴(笑)。
2階より上はボトルネックになって、さすがに走りはしませんが、それでも速足です。

あっという間に会場に到着。
とりあえず、チョコ友の教えのまま、サダハル・アオキの焼きマカロン(イートイン)を目指しますが、たった5m先に目的ブースがあるのに、満員電車状態で一歩も動けません。なんだこりゃ?(笑)

ギュウギュウの人の川を横切って、なんとかサダハル・アオキのブースへ辿り着くと、その客はほんの数人。

サダハル・アオキは私が絶大な信頼を寄せるブランド。
ケーキもショコラもマカロンも、ハズレたことがない。価格もそれ相当ですが(笑)。

いつも行列で諦めていた焼きマカロンをあっさり購入できました。

アオキ氏が丁寧に対応していたので、サイン欲しさに予定にないタブレットを購入。
既にサインが入っている、安価なタブレットを注文すると、アオキ氏はわざわざサインのない商品を手に取り、目の前でサインを書いてくれました。
こういうところは、さすが超人気ショコラティエ。ファン心理を熟知しています。

この商品は大き目のタブレット4枚入り。
中にサクサクのクッキーが入っていて甘さ控えめ。美味しい。

混雑を抜けると、どうやら私が飲み込まれていた川は、限定ボックスを求める人の波だったようです。
意外にも、セレクションボックスよりも、月9で松潤主演の「失恋ショコラティエ」のボックスが人気らしい。
これは原作の漫画のショコラをテオブロマが再現したコラボ商品。
この混雑は、ショコラ鬼だけではなく、ジャニ鬼や原作鬼が混ざっているということか~。

階段の踊り場に逃げて、念願の焼きマカロンを食べながらこれはどうしたものかと思案。
あまりの予定外の連続で、味もわからないし、写真を撮るのも忘れています(笑)。

空いているところを通りながら、ざっと全体をチェック。

もう、商品を見て選ぶことなんかできない。事前にリストアップしたもので、SDC以外では買えなさそうなものから、順次買っていくしかない。
まずは、日本に常設店のないブランドを消化することにしました。

まず、パスカル・ル・ガックの列に並びます。
予定の赤箱と、フォンダンショコラと、ル・ガック氏のサインをゲット。
フォンダンショコラはイートインだと思っていたのですが箱入りで保冷剤付き。ありがたい。

フォンダンショコラは自宅に持ち帰って、少し温めて食べました。
これがまた美味しい。

私の前の客が、3万円近い買い物をしていました。
おやつは300円まで、バレンタインフェアは3万円まで!
彼女にとっては、ル・ガックは3万円までらしい(笑)。

こちらは赤箱とル・ガック氏のサイン。
ガナッシュが繊細で美味しかった。
あまり特徴がないスタンダードな感じ。

アルノー・ラエールの場所をチェックしておいたので、急いで移動。
列は無かったので、あっさり購入できました。サインもゲット。

6mmの薄めのタブレットっぽい形のボンボン。
高級感のあるカカオに、なめらかな口どけ。
1つずつ味が際立っていて甘すぎない。ものすごく美味しい!

フィリップ・ベルは再び長い列。なんとか購入。サインもゲット。

とてもフルーティ。
私の好み!どストライクな感じです。

これで、日本に常設店が無い「ル・ガック」「ラエール」「フィリップ・ベル」
を予定通り購入して一安心。

ラデュレが立ち上げたチョコ専門のブランド、レ・マルキ・ド・ラデュレへ移動。
ラデュレ好きのチョコ友へのお土産と、もちろん自分の分も購入。
売り子さんの一人がすごくカワイイ!私の顔に「お姉さん素敵!」と書いてあったせいか、他のお客さんより丁寧に対応・商品説明してくれた気がします(笑)。
心底癒されました~。オトコっていうのは本当に単純でバカな生き物です(笑)。

チョコ友が、一粒食べて、あまりの美味しさに
家族に見つからないように隠したという、ラデュレの絶品チョコ。
ビター系よりホワイト系の方が美味しかった。

ボワシエは購入予定でしたが、実物を見たらちょっと違ったので、予定変更。

一度、マルコリーニへ移動。
生チョコを購入予定でしたが、他のフェアでも買えるので生チョコは見送り、イートインのソフトショコラを購入して、一息。
ソフトを食べたら帰ろうかと思いっていましたが、美味しいソフトで気を持ち直したので、エヴァンのゴーフル(イートイン)を目指します。

が、途中、ジャン=シャロル・ロシューのブースが空いていました。
4個入りの安価なアソートがあったので、予定外の購入。サインもゲット。

とても高級なカカオを使ってるチョコという感じでした。
ミルクチョコよりはビターチョコの方が美味しかった。

エネルギーが尽き、エヴァンへはたどり着けず、ここで終~了~。

<行列の出来ていたブランド>
アンリ・ルルー
エス コヤマ
オテル・デュ・キャップ-エデン-ロック
クリスチャン・カンブリニ
ダヴィド・カピィ
パステル・ル・ガック
パティスリー・サダハル・アオキ・パリ
フィリップ・ベル
ベルナシオン
ユーゴ&ヴィクトール

日本に常設店がないブランドはやはり人気。
そのため、エルメやマルコリーニは人気の割に空いてました。
ゴディバは全然客がいなくて、可愛そうなぐらい必死の客引き。
サダハル・アオキは常設店があるのに、いつも人気です。


西武CP編へ続く