2015年3月8日日曜日

羊毛フェルト

2012年10月、某保険会社の開発担当になりました。
それから2年間が過ぎ、去年の10月、現在のWeb系の開発に業務が変わりました。

某保険会社のお客様からは、私とした仕事は財産になったとおっしゃっていただき、担当のお客様には、お別れに泣かれました。
技術だけでなく、とても大切なことを学んだ2年間でした。

お別れの少し前、お客様からランチのご招待を受け、ちょっとした送別会を開いていただきました。
システム部内ならともかく、部署の異なるお客様に送別会を開いて頂くこと自体、かなり珍しいことです。
さらに、送別のプレゼントと、寄せ書きまでいただいてしまいました。


結婚や出産ならともかく(笑)、寄せ書きまでいただくなんて、私は本当に幸せ者です。

その時にいただいたプレゼントが、体験ギフトでした。
乗馬やパラグライダーといったアウトドア・スポーツ系、岩盤浴や酸素カプセルと言ったビューティ・リラックス系など、100種類にも及ぶ体験から好きなものを選べるという、チケットでした。

なんとなくアウトドアやビューティといったものではなく、何か残るようなものがいいかなと考えました。
一番興味のある「和菓子作り」は関東に会場が無く、「溶接」や「ガラス細工」はその日きりなので、きっとダサい作品を作って終わりそう。
なにかスキルを身に付けて、今後も自宅で継続できるものをと思い、選んだのは「羊毛フェルト」でした。

綿菓子のようなふわふわの羊毛を、針でつんつん突いてフェルトアクセサリーを作るというあれです。

当日は、生徒が2人。先生も2人でマンツーマン。もう一人の生徒さんは継続的に通っている方のようでした。
教室に入った途端、「男性だったんですね!」と私以外の3名に驚かれました。

数ある体験からなぜ羊毛フェルトを選んだのかという質問の流れで、私がペーパークラフトを設計したり、財布などを自作したり、プラモデルでは全国誌で入賞したことがあるといった話をし、扱える素材に羊毛フェルトを加えたいという説明をしました。
まぁ、オレ、手先起用なんで。的なアピールを先にかましておいたわけです(笑)。

最初に渡されたのはフェルト羊毛と、専用の針、専用の大(固めのスポンジ)でした。
全て持ち帰って良いそうなので、自宅でも引き続き色々なものを作れそう。


最初は、クッキー型にフェルトを入れてつくつく突いて、大小クッキー型の花びらを作成。もう一つ、丸いフェルト玉を作って、3つをくっつけて、安全ピンを付けて、お花ブローチの完成。
フェルトの色は30色ぐらいあって、選び放題でしたが、自宅に持ち帰ってからあまり使わないであろう色を選びました(笑)。
基本的なテクニックを身に付けました。


2時間のレッスンで、ここまでで約半分。後半は何を教えてくれるのかと思ったら、もう一つ、同じ方法で花を作りますと言われました。

私、花のブローチ作っても使う訳じゃないし、もう花を作る方法はわかったので、他のものを作らせてくださいとお願いしました。
すると、花を2つ作るコースなので、花でお願いしますというので、じゃあ、もう結構なので、これで帰りますみたいなことを、もちろん、柔らかく言いました(笑)。
柔らかくいっても、相当に生意気な生徒ですけど(笑)。

なんとなく、じゃあ特別に球体を作ってもらいましょうということになりました。
花を作るときに一番最後に使った黄色で、球を作りました。これはこれで、また学ぶことがありました。
大体分かった。あとは自力でなんとかなりそう。

2時間いっぱいは使いきらず、少し早めにレッスンは終了しました。

自宅に帰って、黄色い球を見ていたら、ちょっと閃いて顔を付けてみました。
羊毛フェルト、結構自由自在で、なんでも作れそう。


体験ギフトを下さった皆さん、とてもいい体験をしてきました。
心から感謝いたします。

また無駄に女子力が上がりました(笑)。