2014年6月7日土曜日

憧れの異形フレーム

最初にハッキリ書いておきますが、私はロードバイクを買うつもりは1ミリもありません。
これ以上趣味を増やすほど、時間もお金も余裕がありません!

「のりりん」というマンガがあります。
作者が好きで買い始めたのですが、ディープな自転車マンガです。


このマンガによると、ロードは空気抵抗を減らすためにどんどん進化していったそうですが、ある時点で待ったがかかります。
国際自転車競技連合(UCI)が、カーボンなどを扱えない小さな無数の自転車工房を守るため、2000年にレースでの自転車の形の制限、レギュレーションを設けました。
これにより異形の空力フレームは事実上作ることが出来なくなります。

「のりりん」にはその異形の自転車、非UCIがバンバン出てきます。

まず、ヒロインが登場時に乗っていたのがロータス。


主人公が自転車勝負で使ったチータ。


もう一人のヒロインの愛車がジョーカー。


どれも今のロードにはない、美しい形をしています。

最新刊、9巻の巻末に次回予告があり、レースの秘密兵器として登場する自転車が描かれているのですが、それが今までのどの非UCIよりも美しい。
調べてみたら、ソフトライドというブランドでした。


UCIのレギュレーションでは、自転車フレームはひし形で、サドルからペダルへ対角線がなければなりません。
三角形を2つ合わせた形です。



このソフトライドには「サドルから後輪中心」「対角線」の2本の線がありません。
「地面と水平の2本」、仕方なくついた「ハンドルからペダルへの1本」だけのフレーム。
それはすなわち、空気抵抗を激減させる機能的な形なのです。

ソフトライド自体は新作の発表をやめて、周辺パーツのメーカーになったようです。
そもそも非UCIの自転車はソフトライドに限らず、中古でしか売られていません。

それもマンガにはフレームだけで50万だ、100万だと、非常識な値段が飛び交っています。

しかし、このソフトライドそのものは、新車で15万前後だったようです。
そ…それなら変えてしまうかも…。<金銭感覚がおかしくなっている

たまにオークションに出て、フレームや完成品が行交いしているようですが、あまりプレミアはついていないようで、新車より安くなっているようです。
ただ、極端にタマが少ない。

一方、輸入オークションを見てみると、結構出てきます。
どれもこれも結構なパーツ交換や改造がされているようで、マニアックな仕上がりになっていますが、そんなに凝っていなければ安いのも出てきそう。
フレームを格安で落として、日本で組み立てるか、それよりも完成品を購入するか、どっちが安いかシミュレーション…。

いや、最後にハッキリ書いておきますが、私はロードバイクを買うつもりは1ミリもありません。